みんなの活動報告内容
無職酒場は、無職の人は飲食代が無料で参加でき、有職・無職に関わらず交流ができる場です。
有志によって不定期に開催されています。
前回レポートさせていただいた、『~無職は無料~「無職酒場」をお寺で開催』から約1年。
今回は「銭湯」で無職酒場が開催されましたので、レポートさせていただきます。
(無職酒場についての詳細は上記の記事をご覧ください。)
今回の無職酒場の裏テーマは「社会的処方」。
社会的処方とは、薬などの医療処置に加え、地域社会とのつながりを重視して、孤立や健康問題の解消を目指す取り組みです。
銭湯と何の関係があるのでしょうか。
北加賀屋(住之江区)の寿楽温泉は、1963年から約60年間地域に親しまれて、地域の人たちの交流の場になっていましたが、2021年に惜しまれながら閉業しました。
しかし、地域社会の活動を通じて人と人がつながることで健康的な生活を目指す「社会的処方」を実践する「南港病院」が銭湯を運営することになり、改修工事を経て2023年に再開しました。
再開後は、元経営者の住居だった2Fは休憩スペースとして開放されています。
銭湯では定期的にイベントが開催され、地域の人たちの交流の場としての機能がさらにパワーアップしています。
そんな寿楽温泉のことをもっと知ってもらいたいという思いで、南港病院で働く医師が呼びかけて、今回の無職酒場は開催されました。
医師の呼びかけに応えて集まったスタッフは、現在無職の人、NPO職員、会社員、自営業、南港病院のスタッフなど様々です。
参加者は約40名。有職・無職の比率は7:3。
約1年前の無職酒場(in幸教寺)で仕事と出会うことのできた元無職の男性が来ていました。
現在も同じところで働いているそうです。
神戸から来た女性は、受付で「主婦は無職ですか?」という質問を投げかけました。
無職酒場は自己申告制なので、参加者が無職だと言えば飲食代が無料ですし、働いていると言えば飲食代がかかります。
有職無職に関わらず、初めて会う人と語り合うのが無職酒場の醍醐味です。
寿楽温泉の2Fの休憩スペースではたくさんの交流が生まれていました。
無職酒場は誰でも主催できるプラットフォームです。
関心のある方はシミポタまでお問合せください。
シミポタおじさん
尾谷伸也(無職酒場ブローカー)